就活ルールの廃止はいつから?通年採用はいつから?メリット・デメリットは?
- 2019.06.26 | CUBIC適性検査 新着コラム
2019年6月1日、2020年の春に卒業する大学生と大学院生を対象にした経団連加盟企業の採用選考が解禁され、全国各地で面接がスタートしました。
≪就職活動の日程≫
2019年3月:会社説明会
2019年6月:面接などの選考開始
2019年10月:正式な内定
しかし、就職情報会社リクルートキャリアの調査によると、既に6月1日時点での就職内定率は70.3%と発表しています。
中小企業などの経団連非加盟企業や一部の加盟企業などは、面接解禁前に学生と接触し早期に選考を進め、実質的な内定を出しているのが現状です。
今回を最後に、経団連の就職活動日程ルールは廃止され、2021年卒からは政府が新たなルールを策定する予定で通年採用を拡大する方針ですが、今のところ現行日程を順守していくようです。
≪なぜ通年採用にするの?≫
グローバル化が進み、優秀な人材を求めて競い合う企業の現実には、横並びの一括採用が時代遅れになってきたため。
≪通年採用のメリット・デメリット≫
▼メリット
学生は、通年採用になると就活の開始時期を自身で管理でき、留学・学業・研究など自分のペースでできるようになります。学業を優先できたり、海外に留学してた学生も就職活動で不利にならずにすみます。
これまで一括採用であった企業は、通年採用を利用するIT企業や外資系企業などとの人材獲得競争ができるようになります。
▼デメリット
企業側からすると一括採用の方が採用計画が立てやすく、入社後の研修も効率的にできます。
また、大企業の採用活動が長期化し、中小企業は採用の機会を奪われ大手企業が有利になるとの不安もあります。
学生側からは、「いつから就職活動を始めたらいいのか分かりにく」「期間が決まっている方が気持ちに区切りを付けられる」「大手や人気企業では、これまで以上に競争が激しくなるのでは」といった不安の声も聞かれます。