人手不足の会社が始めている【高校生採用】とは?
- 2026.03.17 | CUBIC適性検査 新着コラム
採用難の時代に注目される【高校生採用】
人手不足を解消する新しい採用戦略
近年、多くの企業が 人材不足に悩んでいます。
特に中小企業では、若手人材の確保が大きな課題となっています。
その中で、今あらためて注目されているのが「高校生採用」です。
高校生採用は、単なる人手確保ではなく、将来の人材を育てる採用戦略として取り組む企業が増えています。
「経験がないのに戦力になるのか?」と心配される経営者の方も多いのですが、実は高校生採用には大きなメリットがあります。
なぜ今「高校生採用」なのか
高校生採用には次のようなメリットがあります。
①採用コストを抑えることができる
大学新卒よりも採用しやすく、コスト負担も少なく済みます。
大卒の採用コストの2分の1~3分の1で済みます。
②安定した採用業務が行える
高校生採用には「1人1社制」の独自ルールが存在するので、内定辞退がほとんど起こらず、企業の負担が軽減できます。
③若手人材を長期育成できる
高校卒業後すぐに入社するため、企業文化や仕事の進め方を、ゼロから育てることができます。
その結果、
・定着率が高い
・将来の中核人材になる
ケースも多くあります。
④素直で吸収力が高い
高校生は社会経験が少ない分、企業の教育を素直に吸収する傾向があります。
⑤社内の活性化につながる
18歳のフレッシュな新人は、組織全体を柔らかな明るい雰囲気に変えていきます。
また、教える立場の先輩社員の成長機会にもなります。
⑥地元志向が強い
高校生は「地元で働きたい」という志向が強く、地元企業にとっては大きな採用チャンスになります。
つまり、高校生採用は、長期的な人材育成を考える企業にとって非常に有効な採用方法なのです。
高校生採用の独自のルール
高校生採用は、大学生採用や中途採用とは大きく仕組みが異なります。
行政・経済団体・学校の「三者協定」で合意された独自のルールが存在します。
①求人はハローワークを通して公開
高校生採用では、求人情報をハローワークに提出します。
提出された求人票は、ハローワークから各高校へ送られ、高校の進路指導室に掲示されます。
生徒はこの求人票を見て、応募する企業を検討します。
そのため、高校生採用では求人票の内容や会社の魅力の伝え方が非常に重要になります。
②生徒への直接連絡の禁止/応募は「学校推薦」が基本
職場見学、面接の日程調整、合否連絡等は、全て学校を通じて行います。
高校生が企業に応募する際も、学校を通して応募する仕組みになっています。
企業へ直接応募するのではなく、
生徒
↓
高校(進路指導の先生)
↓
企業
という流れになります。
そのため、企業にとっては進路指導の先生との信頼関係が大きく影響する採用方法とも言えます。
③応募開始時期が決まっている
高校生採用は、全国でスケジュールがほぼ決まっています。
多くの高校では、応募前に職場見学を重視しています。
職場見学を通して、生徒が会社の雰囲気や仕事内容を確認します。
④原則「1人1社制」
高校生の応募は、原則として最初は1人1社となっています。
そのため、
・どの企業に応募するか
・どの企業を学校が推薦するか
がとても重要になります。
企業にとっては「応募前の段階で選ばれる企業になること」がポイントになります。
⑤書類選考だけで不採用にすることはできない
高校生採用では、書類選考だけで合否を決めることは認められていません。
必ず、面接などを含めた選考を実施する必要があります。
これは、生徒の能力や適性を多面的に判断するためです。
⑥面接での質問制限
本人の適性・能力に関係ない事項(家族・宗教・尊敬する人物など)の質問は禁止されています。
高校生採用のスケジュール
高校生採用は全国で統一スケジュールが決められています。
主な流れは次の通りです。
6月1日:求人票受付開始
7月1日:求人公開
7月~8月:企業・学校訪問/生徒・職場見学
9月5日:応募開始
9月16日:採用選考解禁
多くの企業がこの日から面接を始め、1週間以内に合否を学校へ連絡する流れです。
10月~:2次応募開始
このスケジュールを理解して、早めに準備することが成功のポイントです。
高校生採用で成功する企業の共通点
高校生採用で成功している企業は下記の5つを重視しています。
①学校への訪問活動を強化する
求人票の発送件数を増やし、訪問する学校を増やし、訪問頻度を高めることが必要です。
学校との接点をより増やすことが大切です。
企業の認知度向上を図りましょう。
②生徒に会社の存在を認知してもらう
学校で行われる企業説明会、求人サイト、SNSなどを通じて、会社の存在を知ってもらう仕組みが必要です。
③職場見学を充実させる
高校生は、会社の雰囲気をとても重視します。
そのため
・社員が明るく挨拶する
・実際の仕事を見せる
・若手社員が説明する
などが重要になります。
④仕事内容をわかりやすく伝える
高校生は社会経験がないため、専門用語、抽象的な説明では理解できません。
具体的に仕事内容を分かりやすく説明することが大切です。
⑤ミスマッチを防ぐ
高校生採用で最も多い課題は、入社後のミスマッチです。
例えば
・仕事内容が違った
・職場の雰囲気が合わない
・思っていた仕事と違う
などの理由で、早期離職につながることもあります。
高校生に後で不信感を抱かれないように、丁寧な説明、誠実な説明を心掛けることが大切です。
まとめ
高校生採用は、若手人材の確保や将来の人材育成につながる非常に有効な採用方法です。
一方で、仕事内容のイメージ違い、職場との相性、本人の性格や適性などが原因で、入社後のミスマッチが起きることも少なくありません。
また、高校生採用においては、書類選考のみで合否を決めることは認められておらず、必ず面接を含めた選考を行う必要があります。
そのため多くの企業では
・面接
・適性検査
・一般常識テスト
・作文
などを組み合わせて選考を行っています。
過去の成績や表面的な情報が記載された書類だけでは、仕事における生徒の潜在的な能力や適性を判断することは難しいためです。
また、企業側にとっても適性検査や一般常識テストなどで一定の基準を設けることで、合否を判断しやすくなるというメリットがあります。
このように高校生採用では、複数の選考方法を組み合わせながら 生徒の適性を見極めることが重要になります。
CUBIC適性検査の活用
最近では、面接の参考資料として適性検査を活用する企業様も増えています。
CUBIC適性検査では、性格特性や職務適性などを客観的に把握できるため、採用時の判断材料や入社後の育成の参考としてもご活用いただけます。







